IELTSスピーキングのPart 3:意見を述べる際の高得点を狙うテクニックとは?

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全体のまとめ

IELTSスピーキングPart 3で特に求められるのは、試験官との深い対話力と意見交換のスキルです。

このセクションでは、新しい視点やより実践的なアプローチを紹介し、皆さんがPart 3で自信を持って高得点を狙えるようにサポートします!

既に述べた基本フレーズや一般的な練習方法を補強しつつ、今回は実際の対話力を強化するための新しいテクニックに焦点を当てます。

1. 質問に対して深く掘り下げた回答を提供する方法

Part 3では、質問に対して深く考え、しっかりとした論理的な回答をすることが求められます。

単純なYesやNoで終わらせるのではなく、以下のように深掘りして答えることが大切です。

  • “That’s an interesting question, and I believe it’s worth considering from two perspectives…”
    (「それは興味深い質問ですね。2つの視点から考える価値があると思います…」)
  • “This issue has multiple layers, and I think one of the main aspects to address is…”
    (「この問題は多層的で、私は一つの重要な側面は…」)

こういった表現を使うことで、試験官に自分の考えを論理的に整理し、多角的に考える力を持っていることをアピールできます。

例: “Do you think technology has improved the quality of life?”
(「テクノロジーは生活の質を向上させたと思いますか?」)

この質問に対しては、ただ「Yes」や「No」と答えるのではなく、具体的な理由を述べながら複数の視点を提示することが有効です。

回答例:

  • “Yes, I believe technology has significantly improved the quality of life in many ways. For instance, advancements in medical technology have not only prolonged human life but also enhanced its quality through better healthcare services. However, it’s important to acknowledge that technology can also lead to negative consequences, such as social isolation caused by over-reliance on virtual communication.”
    (「はい、テクノロジーは多くの面で生活の質を向上させたと思います。たとえば、医療技術の進歩は人間の寿命を延ばし、より良い医療サービスを通じて生活の質を向上させました。しかし、仮想コミュニケーションへの過度の依存による社会的孤立といった負の側面も無視できません。」)

このように、肯定的な面と否定的な面をバランスよく述べることで、試験官に対して深い思考力をアピールすることができます!

深い洞察を持ち、自分の考えをしっかりと支えられる人は、スピーキングの高得点を獲得しやすくなります。

2. 意見の背景や根拠を具体的に説明する技術

ただ自分の意見を述べるだけでなく、その意見の背景や根拠を具体的に説明することが必要です。

特にPart 3では、意見の裏付けを論理的に提示することが重要です。

例:

  • “Based on recent studies, I would argue that…”
    (「最近の研究に基づいて、私は…だと主張します」)
  • “From my personal experience, especially during my studies abroad, I noticed that…”
    (「私自身の経験から言うと、特に留学中に気づいたことは…」)

このように、根拠や実際の経験を織り交ぜることで、単なる意見ではなく、現実に基づいた説得力のある回答を提供できます。

例: “Do you think the government should invest more in public transportation?”
(「政府は公共交通機関への投資を増やすべきだと思いますか?」)

回答例:

  • “I strongly believe the government should invest more in public transportation. According to a recent study by the World Economic Forum, efficient public transportation systems reduce traffic congestion by up to 30%, which not only decreases environmental pollution but also improves the overall quality of life for city dwellers.”
    (「私は政府が公共交通機関にもっと投資すべきだと強く思います。世界経済フォーラムの最近の調査によると、効率的な公共交通システムは交通渋滞を最大30%削減し、環境汚染を減少させるだけでなく、都市住民の生活の質も向上させることが示されています。」)

このように、信頼できるデータや研究結果を引用することで、あなたの意見が単なる個人的な見解ではなく、根拠に基づいたものだと示すことができます。

これにより、試験官はあなたの意見が論理的かつ現実的であると感じます。

常日頃からIELTSに出てくるトピックのニュースや研究などに目を通すことも重要です!

3. 対話の中で相手の意見を尊重しつつ自分の立場を守る技術

Part 3では試験官と意見が異なる場合でも、自分の意見を守りながら相手を尊重する姿勢が高評価に繋がります。

以下のようなフレーズを使って、試験官の意見に対する理解を示しつつ、自分の意見を述べましょう。

以下のようなフレーズを使って、試験官と建設的な対話を続けましょう。

  • “I completely understand your point, but I think it’s also important to consider…”
    (「おっしゃることはよくわかりますが、それと同時に…も考慮することが重要だと思います」)
  • “While I see the merits in that argument, I would say…”
    (「その主張にはメリットがあるのはわかりますが、私は…と言いたいです」)

例: “Do you think globalization has had a positive impact on education?”
(「グローバル化は教育に良い影響を与えたと思いますか?」)

回答例:

  • I understand that globalization has opened up new educational opportunities, especially in terms of access to diverse learning materials. However, I would argue that it also poses challenges, such as the erosion of local cultures and traditions.”
    (「グローバル化が新しい教育機会、特に多様な学習資料へのアクセスを提供したことは理解しています。しかし、同時に地域文化や伝統の喪失といった課題も生じていると考えます。」)

試験官に対して反論や同意を述べる際に、冷静かつ論理的な態度を示すことが重要です。

これにより、コミュニケーション力が高く評価されます!

対人練習の際、わざと反論して答えることもとても練習になります。

4. 視野を広げた応答: グローバルな視点を取り入れる

試験官に特に高評価を得られるポイントとして、自分の意見をグローバルな文脈で説明することがあります。国際的な問題に触れることで、より広い視野を持った応答ができます。

  • “On a global scale, this issue has been debated extensively, and I believe…”
    (「国際的な観点から見ると、この問題は広く議論されており、私は…だと考えます」)

例: “Do you think environmental issues should be addressed at the national or global level?”
(「環境問題は国内レベルで対処すべきか、それとも国際レベルで対処すべきだと思いますか?」)

回答例:

  • “While national governments play a crucial role in implementing environmental policies, I believe global cooperation is essential. Issues like climate change are borderless, and without international agreements, it’s unlikely we’ll see significant progress.”
    (「各国政府が環境政策を実施する上で重要な役割を果たしている一方で、私は国際的な協力が不可欠だと考えます。気候変動のような問題は国境を越えており、国際協定がなければ大きな進展は見られないでしょう。」)

グローバルな視点を取り入れることで、試験官はあなたが単なる個人的な意見にとどまらず、世界的な視野を持って問題に取り組んでいると感じるでしょう。

5.スピーチ構成のテンプレート: 意見を効果的に伝える方法

意見を述べる際に、話の流れが整っていないと伝わりづらくなってしまいます。

スムーズに話すためには、意見を整理し、効果的に伝えるためのよく私が使っていた、以下のテンプレートを参考にしてみてください👇

テンプレート:

  1. 意見の表明: 自分の意見を簡潔に述べる。
    • “In my opinion…”
      (「私の意見では…」)
  2. 理由の提示: 自分の意見を裏付ける理由を説明する。
    • “One reason I believe this is…”
      (「これを信じる理由の一つは…」)
  3. 具体例の提示: 自分の意見をさらに強調するために、具体的な例を提示する。
    • “For example…”
      (「例えば…」)
  4. 結論のまとめ: 自分の意見を再確認する結論を述べる。
    • “In conclusion…”
      (「結論として…」)

このテンプレートを使うことで、意見が明確で論理的な流れを持つことになります。

おすすめのYouTube教材

自分がIELTSのスピーキングセクションを特訓しているときに、何度もみて参考にしていたYouTubeチャンネルを紹介します。

高スコアを取るためのヒントがちりばめられていますのでぜひ見てみてください👇


次回のブログでは・・・

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スピーキングで高得点を目指すためには、自分の考えを効果的に伝える表現力が重要です。

このセクションでは、高度なフレーズや言い回しを紹介し、それらをどのように使うか例文を交えて解説します。

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